○○を想うと~special Fan book~
そして…
俺はこっそりとSランクの部屋を後にすると、藤堂の待つ中庭へと足を進めた。
「部長!こっちです!!」
「おぉ、すまん!!」
中庭には1台の黒塗りのバンがこっそりと隠されている。バンの中には隠しカメラで撮影中の映像と、盗聴中の喜多川のマイクからの音声が流れている。
「小松社長、上手く食いついてくれましたね。」
「あぁ、作戦通り…な?」
俺の立てた作戦は名づけて…
ラーメン大作戦!!!!
きっかけさえあれば
喜多川のあのM男気質
自然薯レベルのムスコに
小松社長は必ず食いつくはずだと思っていた。
「どうだ?」
「今のところは…
何も変化ないですね。
マダム達の雑談の相手で終わってます。」