○○を想うと~special Fan book~
「ぶ、ぶちょう~~~っ!!!!」
後に残ったのは
自然薯・喜多川の
悲痛な叫び。
その叫びを聞きながら
藤堂はフフンと
嬉しそうに微笑む。
「どうした?藤堂。」
なんだかご機嫌なアイツに訊ねると
「いえ。
コレでアイツも強力な武器を手に入れたなぁと思って。」
「強力な武器?」
「えぇ。
Mオトコな自然薯だなんて、最強すぎるじゃないですか。まさに俺達のリーサルウェポン(最終兵器)ですよ、アイツは。」
そう言って
藤堂は窓の外に浮かぶ月を見上げる。
なんだか嬉しそうな
でも少し淋しそうなアイツの肩を
ポンと叩くと
「喜多川は…底の知れない男だな。」
「え??」
「どこまでもどこまでも、俺達の知らない高みへと上っていく。」
俺も藤堂の隣に肩を並べる。