◆◇優しいウソを君に◇◆
中1の時
「―…ねぇ?瑞穂の将来の夢って?」
ふぃに訪ねた私に瑞穂は小3の時・・・最初に見せた笑顔を浮かべた
「ないしょ・・・かな・・・?」
この時は・・・
まだ気づいていなかったんだ
瑞穂は沢山の悩みを抱え、
いくつもの悲しみと立ち向かい
中1とは思えない
深く 暗い
闇を心の中に持っていたんだ
それを気づかせないために
瑞穂は私のために笑って
綺麗な笑顔で
笑っていてくれてたんだ
瑞穂は・・・
小3の時から
いや、もしかしたらもっと前から
優しいウソがうまい・・・。
あの時に戻れたら
ねぇ?
あなたの悲しみ
全て取ってあげるのに・・・。