◆◇優しいウソを君に◇◆
「でも何でこんな時期に進路の話?笑)まだ俺ら二年だし受験の心配もないじゃん??」
「私ね、将来の夢決まったの。だから1番に瑞穂に伝えたくて!」
「お!将来の夢決まったんだ。どんな夢?」
「ん―…内緒…。」
私は瑞穂のマネをしてしかめた顔を見れる
瑞穂は私の髪をクシャクシャとして笑った
「分かった分かった!言うから!」
「言お?俺達の仲じゃん。」
私の夢・・・
私の夢は
あなたの…っ瑞穂のお嫁さんになって
瑞穂の悲しい笑顔をなくしてあげたい
常に心から笑ってほしい―…。
でも、やっぱりそんな事言えないから―…
「あぁ―やっぱ内緒!いつか絶対言うから!」
今はこれが精一杯・・・。