たばこ、いる?


「ん?何?」

「さっきの親父、だれ?」

俺が聞いたとき、
芽奈ちゃんの目がこっちへ向いた気がした
けど、
すぐそらした

「親父?
 あぁー、あたしがふみ君とか
 言ってた奴?
 見て、分かったでしょ?
 援交だって事ぐらい」

愛華に笑顔が消えた

「ちょっと来い、」

俺は愛華を連れて、
部屋から出た


自分でもなにがしたいかわからないけど、

抱きしめてやりたくて、
抱きしめたくて…。



















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