たばこ、いる?


『本気?』

愛華が言った

『俺は本気の女にしか、好きとゎ言わない
 てか、告白したのゎ初めてだ』

『えぇ!?!?』

『何ビックリしてるの?』

『幸喜、あたしは普通じゃないかもよ?
 ホントの愛を知らない
 泣き虫の寂しがりでわがままで意地っ張り
 可愛くない
 愛華って名前に合わない人間
 そんな女、
 冷めた?』

『冷めない』

俺は即答した
そして、抱きしめた

『愛華は普通の子だよ?
 ホントの愛は、俺が教えてやる
 泣き虫で寂しがりでわがままで意地っ張り
 の愛華が好き
 愛華は可愛い!!
 愛華が好き、大好きだから』


『本気?』

『だから、本気だって』

目が合う、
ホントはキスしたいけど、
愛華の体目当てだと思われたくなくて
また抱きしめた

『飽きたら、捨ててね』

え?
え?
え?

『愛華!!もう1回言って!!』

『だからー!!!!!
 付き合うっつーの!!!
 もぅ言わない!!』

恥ずかしいのか、
愛華は先に部屋に向かった

俺はそんな愛華の背中を追って、
飛びついた












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