空には一つの月



そんなことを考えていたら、最寄り駅に着いた。



数分歩いて行くと、店に着いてドアを、開く。


白を、基調としていて落ち着きがある。

とても人気のカフェBarなのに、お客は、1人もいなかった。

もうすぐ6時だというのに・・・・・。


「天上さん、オーナーから言われて茶葉取りに来ました。」


大きめの声で言えば、ヒョコっとカウンターから、天上さんは、出てきた。


「おぉー、結城、青野から聞いてる。此処に座ってて」


カウンターを、指さしながら言った。






カウンターに座りながら、
「もう店閉めたんですか?」

と、聞いた。


「今日の午後と、明日1日臨時休業。サクラの姉の子、まぁー姪っ子なんだけどここで結婚のパーティーしたいって頼まれてさ。今、料理の仕込み中。


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