空には一つの月
バイトに遅れそうだったから、急いで駅へ向かうと、ホームのベンチで、君が資料を見ながら座っていた。。




話したことは、無いけれど声をかけることにした。





「水波さんも、今帰り?」



君は驚いた様子で、俺を見つめていたから焦ってまた、話し出す。



「研究所、行くか決めてないけど行くならよろしく。」



「・・・・・・・・・・貴方もどうせ、沖縄満喫して帰るんでしょ?そういうのなら、安請け合いしないほうがいいよ?ペナルティつくから。」




「ペナルティ?」




君はキョトンとした目で見て話し出す。





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