『女子中物語』 ダークネス
それから、しばらくありすと付き合ったんです。

その夜もありすと会っていました。
月のきれいな夜でした。

携帯電話の振動がして、ありすは少し不機嫌な顔をしていたんですが、かまわず電話に出ました。
まだメールがそんなに一般的ではない頃の話です。
電話に出ると、母親の声が聞こえてきました。

< 34 / 114 >

この作品をシェア

pagetop