『女子中物語』 ダークネス
ミサキさんの顔を見て安心した松本先生は、乱れた息を整えています。

「よかった、無事だったか……」

「先生……」


「ミサキ……」


松本先生を見つめながら、ミサキさんの鼓動は早くなります。
顔は見る見るうちに赤くなり、瞳は大きく見開かれてゆきます。

「ま……」

ミサキさんの脳裏に、イメージが焼き付きます。
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