Bitter Sweet Kiss
ガサゴソッ
葉っぱの擦れる音に、慌てて後ろを向いた。
するとそこには……夜の闇に浮かびあがった人の影。
目を凝らしてみるけど、よく見えない。
誰 ――?
数百メートル先には駅があって、そこから先は灯りでいっぱいなのに。この辺りは街灯も人通りも少ない。
ゆっくりとこっちへ向かって歩いてくる影に、恐怖心が芽生える。
恐くて立ちあがることもできず膝を抱えながら身構えると、目線を合わせるように屈んで声をかけられた。
「こんなとこでなにやってんの?」
葉っぱの擦れる音に、慌てて後ろを向いた。
するとそこには……夜の闇に浮かびあがった人の影。
目を凝らしてみるけど、よく見えない。
誰 ――?
数百メートル先には駅があって、そこから先は灯りでいっぱいなのに。この辺りは街灯も人通りも少ない。
ゆっくりとこっちへ向かって歩いてくる影に、恐怖心が芽生える。
恐くて立ちあがることもできず膝を抱えながら身構えると、目線を合わせるように屈んで声をかけられた。
「こんなとこでなにやってんの?」