Bitter Sweet Kiss
噛んでいたガムを持っていた紙にペッと吐き捨てたカズトが言う。
「比文のリエが『カワイイって言われちゃった』ってはしゃいでた」
「オレに?」
横の通路を通りすぎていったミニスカを覗きながらダイも言う。
「“リステ”のウェイトレスのノゾちゃんも『髪型とか洋服とかいつもホメてくれる』ってさ」
「ふ~ん。それで?」
尋ねると顔を見合わせ、ため息をつく2人。
「なんだよっ? 美しいものを美しい! とホメてなにが悪い!?
思ったから正直に『カワイイ』って言っただけじゃん」
「けどナルは、その頻度が多すぎるし」
「カイはニコッと笑って口説き文句を口にして、頭ん中では違うことを考えてる」
「比文のリエが『カワイイって言われちゃった』ってはしゃいでた」
「オレに?」
横の通路を通りすぎていったミニスカを覗きながらダイも言う。
「“リステ”のウェイトレスのノゾちゃんも『髪型とか洋服とかいつもホメてくれる』ってさ」
「ふ~ん。それで?」
尋ねると顔を見合わせ、ため息をつく2人。
「なんだよっ? 美しいものを美しい! とホメてなにが悪い!?
思ったから正直に『カワイイ』って言っただけじゃん」
「けどナルは、その頻度が多すぎるし」
「カイはニコッと笑って口説き文句を口にして、頭ん中では違うことを考えてる」