Bitter Sweet Kiss
そしたら、彼がいたの。

窓から差しこむ午後のやわらかな日差しを浴びて、キラキラって眩しいくらいだった。

幻でも見間違いでもない。
確かに、光り輝いていた。

全然知らない人。
初めて見る男の人。

なのに。

まばゆくて、見ているだけで顔が熱くなって
ドキドキして、心臓がキューってなって
目が離せなくて。

あんな経験、初めてだった。
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