Bitter Sweet Kiss
ドレッシングの入ったボトルに手を伸ばしたお母さんが言った。
「そういえばミト、土曜日に ――」
「……なに?」
ドキンとした。
土曜の夜にサユミちゃんやユウちゃんと遊んだことは、もちろん内緒の話。
「あのブラウニーは土曜日に作ったの?」
「え………あっ あー。ブラウニーの話ね。
そ、そうだよ。土曜の夕方に作ったの」
「そう。昨日食べたけど、とっても美味しかったよ」
「そ、そお? それはよかった」
不必要な場面で動揺しちゃって、心臓がバクバクいってる。
「でもひとつだけ言わせてもらうと、ミトがいつも作ってくれるブラウニーより甘かったかもね」
そう言って舌を出したお母さん。
「そういえばミト、土曜日に ――」
「……なに?」
ドキンとした。
土曜の夜にサユミちゃんやユウちゃんと遊んだことは、もちろん内緒の話。
「あのブラウニーは土曜日に作ったの?」
「え………あっ あー。ブラウニーの話ね。
そ、そうだよ。土曜の夕方に作ったの」
「そう。昨日食べたけど、とっても美味しかったよ」
「そ、そお? それはよかった」
不必要な場面で動揺しちゃって、心臓がバクバクいってる。
「でもひとつだけ言わせてもらうと、ミトがいつも作ってくれるブラウニーより甘かったかもね」
そう言って舌を出したお母さん。