ひみつの青春
屋上に着いた途端、いろんな思いが込み上げて、涙が溢れだした。
「本当に好きなんだね…ありさ…」
「うん…好き…大好き…でもね、どうしたらいいかわかんないの…きもち伝えたいけど、今の関係が崩れて気まずくなるのも嫌で…どおしたらいいかわかんなくて、いろんな気持ちとか思いがぐちゃぐちゃになって…わけわかんなくなっちゃった…」
唯は何も言わず最後まで話を聞くと、よしよしって頭を撫でてくれた。
「悪いけど、私には、何もしてあげれない。だけど応援するし、話も聞くからさ、頑張りな」
「唯…ありがとう…」
心の底から感謝した。
うん、がんばる!頑張って振り向いてもらうんだから!