Penalty★Game
「申し訳ありませんがそのようなサービスは行ってませんので」
とりあえずニッコリ。
当たり障りのないマニュアル通りの返事を返す。
“ナンパや個人的な誘いは想定内!!”
そう言って実行委員が作ってくれた接客マニュアル。
テキトーにパラパラ見てたけど。
まさか自分が使うことになるとは。
…思ってもみなかった。
その“接客マニュアル”に少しだけ感謝をして。
誰にも気づかれないくらいの小さくため息を吐いた。
でも。
敵はなんのダメージも受けてないらしく。
「サービス、じゃなくてさ。校内の案内して?あ・ん・な・い」
さっきと同じくらい。
ニッコリと微笑んだ。