Penalty★Game
「お、お、お、起きてたの!?」
「こんなトコで熟睡してたら襲われちゃうじゃん、花に」
「んなッ!?」
襲うだなんて、そんな!!
私はただちょっとしたイタズラをしようとしただけで…。
でも。
“鼻、つまんでやろうとしてました”なんて言ったら。
どんな報復が待っているか。
…恐ろしくて想像もしたくない。
「…でもまぁ。襲われんのもキライじゃないですけど」
意地悪そうにそう言いながら口元を緩ませた黒沢は。
脳内でかなり焦ってる私の腕を掴んだ。
「ちょっ…なに!?」
「寝込み、襲おうとしたバツね」
「え…ちょっ…ッ!?」
そして。
そのまま腕を引っ張って自分の隣に座らせた。
…でも。
“バツ”がそんなもので済むはずもなく。
次の瞬間。
『…は…ッ!?』
感じた感触に。
驚かずにいられなかった。