峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
美幸の助言通り、就職は難しかった。
「どうしても、東京じゃないとダメなのか?」
担任に言われ、あたしは進路を就職から進学に変更した。
峰岸のそばに行きたい。
あたしにとっては切実な想いでも、大人から見ればいい加減だって言われるに決まってる。
大人の言い分を考えて体裁ぶる自分は、子供だと感じた。
峰岸は、こんなあたしを考え無しって言うかな?
身近に居る大人達よりも、それを知った時の峰岸の意見の方が怖かった。
でもあたしには、峰岸のそばに行きたい想いしかなくて、そこには峰岸しかいなくて…ただただ、前を歩く峰岸の背中しか見えなくて。
峰岸と同じ、宇宙を見たくて……。
それしか無いけど、明確すぎるくらいのあたしの想いは、確実に大きくなっていくんだ。
だから自分なりに、懸命に走ってきたつもり。
倒れそうなくらいに……。
峰岸を追い掛ける。
それしかできないから……。
峰岸への想いで、決めた進路。
あたしは、昔から興味があった服飾関係の専門学校に決めた。
「どうしても、東京じゃないとダメなのか?」
担任に言われ、あたしは進路を就職から進学に変更した。
峰岸のそばに行きたい。
あたしにとっては切実な想いでも、大人から見ればいい加減だって言われるに決まってる。
大人の言い分を考えて体裁ぶる自分は、子供だと感じた。
峰岸は、こんなあたしを考え無しって言うかな?
身近に居る大人達よりも、それを知った時の峰岸の意見の方が怖かった。
でもあたしには、峰岸のそばに行きたい想いしかなくて、そこには峰岸しかいなくて…ただただ、前を歩く峰岸の背中しか見えなくて。
峰岸と同じ、宇宙を見たくて……。
それしか無いけど、明確すぎるくらいのあたしの想いは、確実に大きくなっていくんだ。
だから自分なりに、懸命に走ってきたつもり。
倒れそうなくらいに……。
峰岸を追い掛ける。
それしかできないから……。
峰岸への想いで、決めた進路。
あたしは、昔から興味があった服飾関係の専門学校に決めた。