峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
8
専門学校は結構大変で、課題や何やらがかなりあって、あたしの気を紛らわすには充分だった。
友達もできた。
でも、慣れない内は遊ぶ余裕もなく、コンビニでお弁当を買って、1ルームアパートに帰って食べてお風呂に入って、寝るって生活がしばらく続いた。
短大に行った美幸と電話で話していると、最初の半年くらいは、帰りたいって気持ちがうずいたりもした。
そして、峰岸を思い出したりした。
その度に、あたしは必死で考えない様にするしか無かった。
峰岸の存在はあたしにとって絶対だったから、簡単に忘れられるとは思っていなかった。
忘れるっていうのは、想うよりもつらいかもしれない…。
その人が好きな分だけ、忘れる事には時間がかかる。
恋を忘れる期間は、想っていた期間の二倍、なんて話を聞いた事がある。
あたしは、何年かかるんだろう。
とにかく、考えない努力をするしか無かった。
一年過ぎた頃、彼氏ができた。
田村くん、同じ専門学校。
田村くんは優しくてセンスも良くて、一緒にいると色んな事があって楽しい。
でも…峰岸との静かな時間も好きだったな…。
友達もできた。
でも、慣れない内は遊ぶ余裕もなく、コンビニでお弁当を買って、1ルームアパートに帰って食べてお風呂に入って、寝るって生活がしばらく続いた。
短大に行った美幸と電話で話していると、最初の半年くらいは、帰りたいって気持ちがうずいたりもした。
そして、峰岸を思い出したりした。
その度に、あたしは必死で考えない様にするしか無かった。
峰岸の存在はあたしにとって絶対だったから、簡単に忘れられるとは思っていなかった。
忘れるっていうのは、想うよりもつらいかもしれない…。
その人が好きな分だけ、忘れる事には時間がかかる。
恋を忘れる期間は、想っていた期間の二倍、なんて話を聞いた事がある。
あたしは、何年かかるんだろう。
とにかく、考えない努力をするしか無かった。
一年過ぎた頃、彼氏ができた。
田村くん、同じ専門学校。
田村くんは優しくてセンスも良くて、一緒にいると色んな事があって楽しい。
でも…峰岸との静かな時間も好きだったな…。