峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
だから、必ず行ってほしいんだ。
宇宙に行って、夢を叶えてほしい。
ただ、それだけ。
それだけなんだよ。
なのに、何でなんだろうね?
神様って、悪戯好きなのかな?
会わない限り、思い出す事はないと、会う事は無いって信じてたのに………。
居るはずないよ。
…峰岸が今……こんな所に居る訳ない……。
午後9時。
早番だったあたしは、いつも通りの仕事帰り。
都会の夏は暑いんだ。
昼間の熱気がアスファルトにこもって、蒸す暑さ。
ヒートアイランド現象の改善とか言われてるけど、充分暑いよ。
たまに耐えられなくて、地元東北の気候が懐かしくなる。
ホント、都会って暑い。
あたしは駅に向かって歩いてた。
すれ違うサラリーマンは、スーツじゃなくてクールビズ。
ラフな格好で居酒屋ののれんをくぐってる姿が多い。
確かに、こんなに暑いと帰りがけに冷たいビールって気持ちわかるよ。
駅に向かう道、いつもと同じ。
あたしの向かいから、20代のサラリーマン数人が歩いて来てた。
笑いながら話してる。
盛り上がってるみたいだ。
宇宙に行って、夢を叶えてほしい。
ただ、それだけ。
それだけなんだよ。
なのに、何でなんだろうね?
神様って、悪戯好きなのかな?
会わない限り、思い出す事はないと、会う事は無いって信じてたのに………。
居るはずないよ。
…峰岸が今……こんな所に居る訳ない……。
午後9時。
早番だったあたしは、いつも通りの仕事帰り。
都会の夏は暑いんだ。
昼間の熱気がアスファルトにこもって、蒸す暑さ。
ヒートアイランド現象の改善とか言われてるけど、充分暑いよ。
たまに耐えられなくて、地元東北の気候が懐かしくなる。
ホント、都会って暑い。
あたしは駅に向かって歩いてた。
すれ違うサラリーマンは、スーツじゃなくてクールビズ。
ラフな格好で居酒屋ののれんをくぐってる姿が多い。
確かに、こんなに暑いと帰りがけに冷たいビールって気持ちわかるよ。
駅に向かう道、いつもと同じ。
あたしの向かいから、20代のサラリーマン数人が歩いて来てた。
笑いながら話してる。
盛り上がってるみたいだ。