峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
「峰岸……どうか…無事に…」
帰って、来てよ。
それだけでいいから。
それ以上、望まないから。
峰岸の胸に押し付けたしおり……あたしの手の上に、峰岸の手が重なる。
握りしめてくれる…温もり…。
峰岸、峰岸。
ねぇ…………好きだよ。
やっぱり、今でも大好きだよ。
峰岸の手…温もり…あたしを見つめる優しい瞳…。
「……永山、泣いてる」
「泣いてなんかいない」
あたしの強がりに、笑う峰岸。
「永山……泣くなよ…」
峰岸の腕が…あたしを包み込む。
あたしの頭、峰岸が頬を擦り寄せてくる。
「泣くな…」
峰岸………。
「帰って来るよ。当たり前だろ?」
「……うん」
「泣いてる永山、置いて行かないよ」
「……うん」
峰岸の胸に押し当てた耳から、力強い心音が響く。
峰岸…峰岸………。
どうかまた、この心音が聞けます様に………。
あたしの願い、想い……ただ…峰岸が無事であります様に。
あたしは、一生懸命、峰岸の為に、祈った。
帰って、来てよ。
それだけでいいから。
それ以上、望まないから。
峰岸の胸に押し付けたしおり……あたしの手の上に、峰岸の手が重なる。
握りしめてくれる…温もり…。
峰岸、峰岸。
ねぇ…………好きだよ。
やっぱり、今でも大好きだよ。
峰岸の手…温もり…あたしを見つめる優しい瞳…。
「……永山、泣いてる」
「泣いてなんかいない」
あたしの強がりに、笑う峰岸。
「永山……泣くなよ…」
峰岸の腕が…あたしを包み込む。
あたしの頭、峰岸が頬を擦り寄せてくる。
「泣くな…」
峰岸………。
「帰って来るよ。当たり前だろ?」
「……うん」
「泣いてる永山、置いて行かないよ」
「……うん」
峰岸の胸に押し当てた耳から、力強い心音が響く。
峰岸…峰岸………。
どうかまた、この心音が聞けます様に………。
あたしの願い、想い……ただ…峰岸が無事であります様に。
あたしは、一生懸命、峰岸の為に、祈った。