峰岸の恋する宇宙-そら-(短編)
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次の日、あたしは早起きした。


休みをとっていた日だけど、6時に起床。



峰岸の乗るシャトルの打ち上げ映像を生で観る為。


朝ご飯を食べて、7時からテレビの前に座った。


BSなら、リアルタイムでアメリカのニュースが観れる。



峰岸。



峰岸の姿が見たい。



少しでもいいから見たいんだ。



NASAの打ち上げ場の映像、天気の状況、打ち上げ作業の進み具合…。


大丈夫、大丈夫。



シャトルの墜落確率は、飛行機よりも低いんだよって峰岸は言ってた。



何年も前から計画を立てて、慎重に進めて、何度も確認するんだから大丈夫だよって。


峰岸が言うんだから大丈夫だよね。


打ち上げ時間は午後3時、日本では午前8時。


多少、時間の遅れはあるって峰岸は言ってた。




シャトル乗員の昨夜の映像が映った瞬間、思わずテレビへと顔を近付けてしまう。




見えないってお母さんの苦情が出て、しぶしぶ距離を置く。




峰岸が映った。

質問に返答する峰岸の英語、始めて聞いた。

まるで子守唄みたいに心地いい。



峰岸。


リラックスしてる?

緊張してない?
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