止まらない、この気持ち



「体育祭のとき、そんなことがあったんだー。」


帰り道、友美に体育祭に西くんに告白されたことを話した。


そんなに驚いていなくて意外だった。



「そーなんだ、てか驚かないの??」


「うん!!だってそんなことだろうなってなんとなく気づいてたし、仁菜子自身はわかってないと思うけど、仁菜子結構モテるんだよ。」


「ないない、ありえないよ。」



「仁菜子は可愛いし、ちょっと天然でなんか守りたくなる感じって男子いっててモテてるんだよ。」



「………なぃない、可愛くもないし天然でもないし。」


「まぁ、実際あのイケメンNo.2の西くんに告白されたんだからねー!!」


「………え"ぇー!!西くんってそんなにモテる人だったの!?」


「はぁー、仁菜子知らなかったの!!」




そんなこと知るわけないじゃん。


だって隣のクラスだから顔とかよくわかんないし、あんまり会わないし。


クラスだけでも精一杯なのに他のクラスの人のことなんて知らないよ。




西くんってそんなにイケメンだったんだ…。



びっくりだよ…。




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