止まらない、この気持ち
「仁奈子よかったじゃんー。」
「うん、数学頑張れそう!!」
「数学も大事だけど、栗野との距離を縮めるいいチャンスじゃん。頑張れ、仁奈子。」
「…うん。」
お昼になって友美にさっきの報告。なんか友美にはなんでも話せちゃうし、話したいって思う。
さすがあたしたちの仲だね。
「じゃあ、もう今日からやるの??」
「うん、放課後やろうって言われたから。」
「それならしばらく一緒に帰れないね。」
「ごめんね…」
「いいの、いいの!あたしは仁菜子の恋を一番応援してるんだからさ。」
「ありがとう」
放課後のことで頭がいっぱいで午後の授業は全く聞いてなかった。