止まらない、この気持ち




ない!!


いつも持ってる傘がない!!

なんで、いつもカバンに入れてるはずなのに…



……あっ、そういえば昨日お母さんに貸してそのままだ。



最悪……せっかく栗野と相合傘できるとこだったのに!!




「…ごめん、あたしも忘れちゃった。」


「あははっ、そっかぁ。なら俺んち近いから寄ってから帰ろ。市原は家まで傘ないと大変だろ、てか家まで送ってくしさ。」



「えっ、そんな大丈夫だよ。1人で帰れるし!!」



「だーめ、暗いし雨降ってるし。そーしよ、決定!!」



なんか栗野の勢いに流されちゃったけど、まっいいかな。



< 121 / 376 >

この作品をシェア

pagetop