止まらない、この気持ち
ない!!
いつも持ってる傘がない!!
なんで、いつもカバンに入れてるはずなのに…
……あっ、そういえば昨日お母さんに貸してそのままだ。
最悪……せっかく栗野と相合傘できるとこだったのに!!
「…ごめん、あたしも忘れちゃった。」
「あははっ、そっかぁ。なら俺んち近いから寄ってから帰ろ。市原は家まで傘ないと大変だろ、てか家まで送ってくしさ。」
「えっ、そんな大丈夫だよ。1人で帰れるし!!」
「だーめ、暗いし雨降ってるし。そーしよ、決定!!」
なんか栗野の勢いに流されちゃったけど、まっいいかな。