止まらない、この気持ち





「当たり前。じゃぁ仁菜子はこのまま友達以上恋人未満の関係でいいの??」



「……それは……。」



「ねえ、仁菜子。恋ってチャンス逃すともう手遅れなんだよ。あたしは仁菜子にとってのチャンスは今だと思う、せっかくいい感じなんだからさ。」



友美のいうとおり。


チャンスなんてそうないし、今しかないよね。



栗野はモテるし、いま現在もいろんな子から告白されてる。


いつ彼女ができちゃうかなんてわからない。


明日?明後日?



ありえないわけじゃない。




栗野の隣に誰かがいるなんて、考えたくない。



あたしが栗野の一番そばにいたい。








「あたしが栗野の彼女になりたい」







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