止まらない、この気持ち
友美はびっくりした顔で夏織ちゃんを見ると、すぐさまに不機嫌丸出しの顔で
「彼氏さんと食べたら??」
嫌みたっぷりに言い放った。
「…うん、そうなんだけどね。まーくん部活の子と学食で食べるっていうから。あとあたしまだ友達いないから……。」
泣きそうな声でうつむきながら夏織ちゃんはいった。
「じゃあ学食まで彼氏についていけばよかったんじゃない、しかもあたしはあんたと友達になんてな……」
「友美!!!」
あたしはそれは言い過ぎとばかりに友美の話を遮った。
そしてあたしは、
「夏織ちゃん、じゃあ一緒に食べよ。」
「うん!!ありがと」
友美はあたしを睨んでいる。
友美の言いたいことはわかるよ。
わかるけど……
夏織ちゃんがかわいそうだよ。