止まらない、この気持ち
「……俺は夏織が好きだ。
この気持ちはずっとこれから先も変わらない。」
「あたしだって、まーくんが好き。大好き。……別れる理由なんてないじゃん!!」
「……ごめんな、夏織。
俺はずっと小さい頃から夏織を見てきたし、一緒に過ごしてきた。だから俺にとって夏織は大事だし特別だ。
でも俺気づいたんだ。この夏織への気持ちは、幼なじみとしてなんだって。家族のようにずっと過ごしてきたから、かけがえのない人だ。
俺はこの気持ちをずっと自分の思い込んでいた。実際本当の俺の想いは、違ったんだ。」