止まらない、この気持ち








「……俺は夏織が好きだ。
この気持ちはずっとこれから先も変わらない。」





「あたしだって、まーくんが好き。大好き。……別れる理由なんてないじゃん!!」








「……ごめんな、夏織。


俺はずっと小さい頃から夏織を見てきたし、一緒に過ごしてきた。だから俺にとって夏織は大事だし特別だ。


でも俺気づいたんだ。この夏織への気持ちは、幼なじみとしてなんだって。家族のようにずっと過ごしてきたから、かけがえのない人だ。



俺はこの気持ちをずっと自分の思い込んでいた。実際本当の俺の想いは、違ったんだ。」








< 292 / 376 >

この作品をシェア

pagetop