止まらない、この気持ち







俺は何も言わないでなんていられなかった。




気づけば俺は教室を飛びだして、叫んだ。






「夏織─!!」





夏織は一瞬肩を揺らし、振り返った。






「…アメリカに帰るって……俺聞いてねぇよ!!」


「うん、だってまーくんにあたし言ってないもん。」




夏織は舌をペロッと出して笑った。






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