止まらない、この気持ち
「………ごめんなさい。気持ちはすごく嬉しい、けどあたし好きな人いるんだ。だからあたしは西くんの気持ちにはこたえられません。」
「……あぁ、なんとなく結果はわかってたよ。でも俺諦めないから!!」
そういって彼は走ってどこかに行ってしまった。
呼び出しておいてあたしおいてけぼり??
はぁ………。
あっ、栗野のリレー見なきゃ。
もう終わっちゃったかな…。
終わってないことを願いながらあたしは全力で校庭に走って戻った。