おかん
高校を卒業して
おれは専門学校へとすすんだ。

しかしそれも長くは続かず
一年もたたないうちに
やめてしまった。

出席日数が足りずに
留年が決まったからだ。


入学金や授業料など
一切出していないおれは
やめることに
躊躇などなかった。


留年決まったきやめると
おかんに告げたとき
文句を言われると思ったら
何も言わず涙を流し
部屋から出ていった。







初めてみた
おかんの涙だった。
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