友達
あたしは保健室にきている
逃げてきたと思われているだろうけど
ここにくるしかできなかった。
「さとし…」
保健室のドアが開いたと思えば
そこに立っていたのは智だった
「なんでここにいるの?」
「こっちが聞きたい。なぜ
 相談しないんだ?」
相談…胸がチクりと痛んだ
あたしは智に相談しても良かったの?
自分では分からないよ‥
「嫌われると思った。なんで俺が
 助けなきゃいえねーの?
 って言われそうで怖かったよ…」
あたしは泣きながら伝えた
ポンポン
「助けてやるよ!彼女なんだから」
智はあたしの頭を撫でながらそう言った
「ありがとう…」
あたしは抱きつきキスをした
「は!?え?い、今キスしたよな!?」
「なに?ダメだったー?」
「俺は愛にイジメられてるー!!」
「あははは!!!」
あたしたちは笑い合って
早退することにした
なんか、楽しかったなぁ…
智がいればあたしは大丈夫‥!
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