ほのかとひかる
なんだかんだで
クラス会は盛り上がって
解散に近づいた。
俺は女の子のマンションから出て歩きだす。
「じゃあな」
ほのかを送っていく気分にもなれず一人で帰ろうとしたその時…
「ほのかと帰らないんだ」
目の前に長谷川がたった。
俺より少し背が小さいのに男らしい。
「お前が送っていけば?
幼なじみさん」
幼なじみっていうと途端に表情が曇る長谷川は
「諦めたんだ」
と皮肉を言ってきた。
諦められたらどんだけ楽か…。
「お前に関係ないだろ」
そう、俺が振り切って帰ろうとした……
が!!