ほのかとひかる


なんだかんだで
クラス会は盛り上がって


解散に近づいた。





俺は女の子のマンションから出て歩きだす。





「じゃあな」





ほのかを送っていく気分にもなれず一人で帰ろうとしたその時…






「ほのかと帰らないんだ」






目の前に長谷川がたった。



俺より少し背が小さいのに男らしい。




「お前が送っていけば?
幼なじみさん」






幼なじみっていうと途端に表情が曇る長谷川は




「諦めたんだ」



と皮肉を言ってきた。





諦められたらどんだけ楽か…。





「お前に関係ないだろ」





そう、俺が振り切って帰ろうとした……



が!!




< 104 / 290 >

この作品をシェア

pagetop