ほのかとひかる
はぁ?
なんでしってんの!?
ってまさか声に出てた!?
「すごい声に出てたよ」
俺の心をよむかのように見てくるあいつ。
くすくすっと笑って来るがほのかに伝わるのは避けたいから
俺は座った。
「ふふっ別に強引なことしないから」
そう言って近づいてきた。
あー、べたべたすんなよ。
「俺になんか用?」
いらいらしたまんまあいつにきくと
「あたしのこと知ってる?」
知るか……。
なんて言ったら伝わっちゃいそうだから黙ってた。
「あたしはひかる君のこと知ってるよ、有名だもん」
「はぁ」