ほのかとひかる
また胸がきゅってなる。
そう思いながらあっちのりんごあめまで行くと
「はい!」
目の前にりんごあめがだされた。
「えっ?」
上をむくと陸君がいた。
「りんごあめだろ?
これやるよ」
そういってふっとあたしにりんごあめを持たせた。
「えっいいよ。自分で買う」
そういって戻そうとしても
「遠慮すんなって」
っていってかえしてくれなくて
結局あたしが貰うことになった。
「川崎があっちで待ってるから、いってあげて」
陸君はそう涼に言った。