ほのかとひかる
『みんなひいた?
じゃあみんな開けてください』
みんながぺらぺらと音がする。
あたしはなんにも考えずにあける。
《ぺら…》
ーーーうそ………。
あたしの紙に書いてあったのは
《白雪姫》の三文字だった。
『うそでしょ…』
『どうしたの?』
涼があたしのほうを向く。
あたしは紙を見せた。
『え……すごい確率ね』
涼も笑うしかできない。
こんな運の悪いことあるだろうか。
茜が
『えー、小人とかまじありえない!!』
あたしと変わってほしい。
なんでこんなことに……。