ほのかとひかる
あの日、あのときから
あたしは喧嘩すると
いっつも陸君に
「陸君が保証するよ」
って小学校に入ってからも言われてて
ちゃんと謝りにいけた。
いつもは俺っていう陸君が
あたしに合わせてくれてる……
あたしの味方なんだ………
って思ったら素直になれた自分がいた。
でも……
いつからかあたしは誰かと喧嘩するのがめんどくさくなって
小学校の高学年からぱったりと言われなくなった。
自然と消えていたその言葉は
あたしの中で小さく小さくしまわれていた。
ーーーーーーーーーーー…
そんな言葉が今あたしの中で
大きく大きく
羽ばたきはじめていた。