ほのかとひかる
「………ほのか!!!」
あたしが
壁によりかかりながら、
ひかるを待ってると…
息ぎれした、ひかるが走ってきた。
「どうしたの…
「いまは、話す時間ねぇからとりあえずついてきて」」
ひかるはそれだけいうと走り出した。
……後ろから、
「ひかる君をどうしたの、莉子!!」
「ひかる君はあたしのよ!!茜!」
……二人の声がした。
「ひかる……………」
「ごめん…………
まじ、本当にごめん」
……走りながら、ひかるはそういってきた。
…………ひかる、
今日で、あなたをひかるって呼ぶの最後かもしれないね。
あたしは
とにかく、ひかるについていった。