○○ the Dream

「別に、期待はしてないから。それに、あいてがりょうやだからね。」


「あのりょうや……？未来、お前何か知ってるのか？」


「……まあね。でも、教えるかわりに条件。」


「条件？何だそれ。」


やな予感がする……。


「うちと一緒にほんの５分くらい、修行することと、あと、唯を助けること。」


「修行って……？？」


未来はまってましたとばかりにこう言った。


「りょうやに勝つには、今のままじゃ勝てない。だから、修行して、りょうやに勝てる力をつけるの。」


そういうことか。


でも……


「修行してたら、唯が手遅れに……。」


「バッカじゃないの！？唯はあんたを信じてる。だから、絶対助けな。」


「唯……」