双子様の恋愛
次の日。




仕事が終わってダッシュで学校に行った。





神楽チャンに聞いたら、菜架は今日仕事ないって言ってたから。







「菜架!!」




教室に入ってすぐ、そう叫んだ俺。




注目浴びまくってるけど気にしない。






「來堵…!!」





菜架は驚いて固まった。





俺が近づく度に後ずさりしていく。






「おい、菜架!!話し聞け!!」





上からでしかものを言えない自分にがっかり。





「う…ごめんっ!!」

「あ、おい!!」





ついに走って逃げた菜架。




アイツ運動神経だけはいいのに…!!





仕方なく、俺も全力で走って追いかける。






「待てコラ!!」

「いやぁぁぁぁぁ!!ホントまぢですいません!!だから来ないで!!」

「話し聞けって言ってるだけだろうがー!!」






くそ…!!




ぜってぇ捕まえてやる!!






「てめぇ、菜架ー!!」

「ぎゃぁぁぁー!!」

「彼氏にそれはねぇだろ!!」






そのあともずっと走り回って一時間。





先生すら呆れて無視してる。





そりゃそうだ…。




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