双子様の恋愛
「あたし…も、もっと素直になれば良かったの…。來堵が触られるのヤダって…女の子に囲まれてばっかヤダって…。」

「菜架…。」

「だけどね?あたし、この気持ち黒くてイヤだから來堵に知られたくなかったの…。」






菜架ってバカ。




だけどホントにカワイイ奴。




もう菜架不足。





どうやら俺は菜架が好きすぎるらしい。





俺はゆっくり菜架に近づいて抱きしめる。






「バカ!!そういうのはな、言われても嫌な気はしねぇの。俺はな?」

「言っていいの…?」

「だってそれって、俺のこと好きな証だろ?」

「うん…來堵ぉ〜大好きだよー…!!」





なんかカワイすぎねぇ!?





キスしたいけど、学校の外はマズイでしょ。






「菜架?」

「はい…。」

「俺も菜架好き。重症っぽい。」






恥ずかしさで顔が赤くなりながらも言ったこの言葉は…。





菜架が更に泣くには充分だった。







そして、俺が困ったことは言うまでもない。




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