双子様の恋愛
俺は車を莉乃チャンが言う通りに走らせる。




…ように見せかけて、誰も来ない駐車場に車を停めた。






「…なに?莉乃の家じゃないよ?」

「男はみんな狼だよ?」

「あっそ。莉乃を食べんの?」





なに、この子。




怖がるどころか、食べんの?って…。






「食べられたいの?」

「好きにしていいよ?」





ゾクッ…。




中3のガキに…色気感じた…。






「でも、白神さん女に慣れてそうだから条件出しちゃう♪」

「条件?」





ってかバレたのか。




まぁ、わかるか。






「キスで莉乃を感じさせてみな?」

「へぇ?おもしろそう。」






俺は莉乃の頭を押さえて、唇を近づけた。





最初は軽く、それから唇を割って舌を入れる。






「んっ…はっ…」





やばっ…





俺も飲まれてきたっ!?





慌てて唇を話す。





「はぁ……。白神さん合格♪好きにしていいよ?」






さっきまでそのつもりだった。




だけど…。





今は大切にしたいような…。






俺、キスで惚れた?




< 15 / 425 >

この作品をシェア

pagetop