双子様の恋愛
俺達はいつもどおり点を入れていく。





今回の相手はそこまで強いとこではないけど…。





だからこそ、テンション100で挑まなきゃいけない。





ハーフタイムに莉乃を見ると、手をちっちゃく振ってくれた。




俺はピースで莉乃に返事した。






「ラブラブだな?」

「おう!!」

「いけるか?」

「待て、まだ99………よし、100!!」

「おし、行くぞ!!」






バスケをやってるときは、俺は自由になれる。





テンションをあげれば疲れなんか感じない。





結局、最後に俺がスリーポイントを決めて俺らの圧勝。






「疾風、おつかれ。」

「うん、おつかれ。」






更衣室に戻って陽といつものハイタッチ。






他のメンバーとも言葉を交わした。





少し休憩してから帰る。





あぁー…終わったとたん疲れが…。






「疾風。お茶。」

「コーラがいい…。」

「お茶、かけていい?」

「ごめんなさい、お茶ください…。」






俺が寝てる隣のベンチに陽が座る。






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