双子様の恋愛
それぞれの進展
*來堵



今日も莉乃と2人の夕食。





あれから菜架をしごく俺は鬼と呼ばれている。






「菜架おもしろ!!今度連れてきてよ♪」

「やだ。」

「えぇー?」






だって今の菜架は莉乃に会ったら自信なくすだろ?





ただでさえ、オーディションは56連敗中で、俺との撮影もダメ出しオンパレードなのに。





でも、菜架は出来ればカワイイと思うわけよ。




普段普通に話してるときとか…。






「來堵ぉ?どうしたの?あ、菜架リンに惚れた!?」

「な!?んなわけねぇだろ!?」





あんな極悪面、好きになんかなるか!!






「ねぇ、來堵…。」

「なに?」

「莉乃ね…初めてキスに溺れた…。」

「まぢ?」





莉乃は普通のキスじゃ感じないって言ってた。




そんな莉乃を満足させるやつ?






「誰?」

「バスケ選手の白神疾風。」





い、いつのまに知り合ってんだよ…。




あ、仕事か。





「で?ヤったの?」

「『ごめん…。やっぱアドレス交換しよ?』って言われて、交換して普通に帰ってきた。」

「なんで!?」

「知らないよっ!!」




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