双子様の恋愛
*疾風



「なるほどね〜。」

「そういうわけだから、世話になるよ。」

「え、許可してないけど。」






無表情でそう言う陽を無視して空いてる部屋に荷物を運び込んだ。






懐かしいな。








神楽さんに言われたときは頭が真っ白になったけど。





別れなくていいし、少し耐えるだけ。







すぐ荷物をまとめてここに来た。






「男2人暮らし?キモッ。」

「やめてよ、陽…。」






ぶっちゃけかなり不安。






莉乃が不安じゃないかって不安。





來堵くんも菜架ちゃんも心配だし。






まぁ、來堵くんも同じだろうけど。







とにかく、今はどうしようもないし、さっさとニュースが流れてさっさと収まるのを待つしかない。






「ま、疾風が飯作ってくれるからいっか。」

「決定なのか!?まぁ、いいんだけどね。」





しばらくは陽と生活だ。






浮気なんかしないし。






するヒマもないけど。







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