双子様の恋愛
弘さん、横暴…。




でも、これを言い訳にして会見に行けるならいいかもしれない。





「わかったよ、弘さん。」

「よし。おい、疾風。」

「なに?」

「莉乃を信じろよ。」

「うん。じゃあね。」






電話を切った俺は、テレビをつけた。





まだやってるニュース。





キャスターが言ってることは気にしない。




事実じゃないから。





明日、会見に行って莉乃が別れたと言ったならホントに別れよう。




俺もその方がスッキリする。





まぁ、別れたとして、すぐに忘れられる訳じゃないけど。






莉乃。




どんな結果になっても、俺は莉乃が好きだし、莉乃が簡単に出した答えじゃないこともわかってる。





だから、俺のことは気にすんなよ…。






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