双子様の恋愛
なんだ、普通に話せるんじゃん。




少しの時間で元に戻れた。





「3人とも、時間だよ。」

「「「…はい。」」」






そして、あたし達は会場に向かった。










入った瞬間、カメラのフラッシュが飛び交った。





撮影の時なら、心地良いのに今は最悪。






「えっと…。まずは、俺達の方から説明させていただきます。」





來堵がマイクを持って話し出した。






「俺は今、皆さんがご存知の通り、隣にいるモデルの菜架さんとお付き合いさせていただいてます。一部報道されていたような、公衆の面前でキスをしたなどということはありません。これからも、お互いに学生らしいお付き合いをしていきたいと思います。」






その瞬間、フラッシュが増えた。




気持ち悪い…。






「菜架さんはどうですか!?」

「はい。まず、來堵のファンのみなさんにご理解いただけたらな、と思ってます。あたしは來堵が好きです。でも、モデルの來堵は來堵のファンの皆さんのものだと思っています。これからも來堵の応援をしてください。…い、以上…です!!」






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