双子様の恋愛
「何か質問は…ってないですよね。ということで、会見は終わらせていただきます。」





最後は莉乃がそう言って終わった。






会場から出て最初は4人で一息。





「あぁ〜堅苦しかった。」

「で、でも、來堵敬語使えてたよ!すごいよ!」

「てめぇ、バカにしてんのか?」

「すすすすみませんー!!」





いきなり始まったコントに莉乃と2人で笑った。





「相変わらずだね。」

「疾風さんこそ!!ってか、やっと話せるし…。」

「あの、あたし達がきっかけで、いろいろ…ごめんなさい。」

「何のことかわかんないな〜。莉乃わかる?」

「わかんな〜い。」

「疾風さん…莉乃ちゃん…。」





でも実際2人のせいじゃないしね。




莉乃を見ると、ちょうど目が合った。




そして、笑い合った。





「莉乃。」

「ん?」

「ありがと。」

「疾風こそ。ありがと。」

「はは!!」





俺達も今まで通り…かな?





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