双子様の恋愛
「「「失礼します。」」」





3人で生徒会室に入ると、生徒会の人がみんないた。




來堵の個人呼び出しじゃないみたい。





「なんかすっごくイヤな予感…。」

「さすが莉乃。よく気づいたな。」

「ななななに!?」

「あたしこういうの苦手なんだけど…。」

「まぁ、3人とも落ち着け…。俺も死ぬほどイヤだけど…。」





生徒会のみんながご満悦のなか、來堵だけ暗い。






「実は…今年の文化祭は新しい企画をやれと指令が出てた。そこで!俺達4人でファッションショーをやる。」





4人?



ファッションショー?




マジっすか…?





「たったの4人で!?」

「し、しかも文化祭ってすごいことになるんじゃ…。」

「ちょっと來堵!なんで來堵が生徒会長なのに、莉乃達がこうなる状況になってんの!?」

「知るか!まぁ…めんどくさくてコイツらに押しつけたらこんな事に。俺も粘ったぞ?」






大げさにため息をついた莉乃ちゃん。




唖然としてる芽衣ちゃん。




イラついてる來堵。




超満足してる生徒会。





あ、あたしどうしたら!?





< 190 / 425 >

この作品をシェア

pagetop