双子様の恋愛
*莉乃



ダルイ。




思ったよりダルイ。





めんどくさくてサボりたくても、來堵がいるからムダ。





疾風に流されちゃってOKしちゃったし。






放課後のこの作業のために学校に来る。





しかも、みんな仕事入ってたりするから最悪1人で作業。






そして、今日は菜架リンと2人。






「菜架リンも嫌って言えば良かったのに〜!」

「だ、だって…マサくんにあぁ言われると…。」

「連れ込んでたのは來堵だもん。菜架リン悪くないのにね。」

「めっそうもない…。」





相変わらず意味不明だよ、菜架リン。




舞台作り飽きたな〜…。





でもこれのおかげでクラスの仕事免除なんだけどね…。






「ねぇ、菜架リン!舞台作り休憩して、衣装考えよっ?テーマとか。」

「うん、いいよ!」





やった♪




確か、明日は來堵仕事入ってないはず。





來堵がやればいいんだー♪






というわけで、舞台構成を考えることにした。






「って、私服だもんね〜。」

「うん。夏物しか出来ないから、シチュエーション分けるとか?」

「だよね。男が來堵1人だからな〜…。外部から呼んじゃダメかな?」

「疾風さん?ダメだと思うよ…。」

「あはは…だよね…。」





デートのシチュエーションを分けると受け良さそうだけどな…。






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